先回は、起きている時に働く交感神経から休もう、休んでいる時に働いてくれる副交感神経へのバトンタッチが出来ないと、布団に入っても眠りにつけないと言う所までお話ししました。
では、どうしてバトンタッチが上手くいかないのか?原因は?について私が思う所を書きますね。
いくつか原因となる事はあると思うのですが、一番は「現代社会は脳を疲れさせる社会」になってしまった事かもしれません。
理想論かもしれませんが、学校や職場は楽しく学び楽しく仕事が出来る所であるべきと思います。
学びや仕事は大切ですが、学生さんも社会人も皆、忙しすぎてなかなかホッとする時間を作る事がヘタになっているのかな?と思います。
学校や職場における人間関係等で生じるストレスをなかなか解消できない、引きずってしまう。
自宅に戻ればスマートフォンに掛かり切り。メールやYou Tubeで大忙し。
これでは脳が休まる時がありません。
運動不足という側面もあるでしょう。
気持ちよく汗をかき、お風呂に入り体をほぐしていただいたら誰しもウトウト・・・
少し落ち着いた後、お布団に入ればあっという間に眠りについていただける方も多いのでは?
もう一つ大切な事。
家族との団らん、自宅に帰ってホッとする時間を持つ事がとても大切な時間であるはずです。
お一人で生活されている方に家族との団らんは無理な話しですが、スマートフォンを使い続ける時間を減らし軽くストレッチをしてみたり、思い切って瞑想の時間を作ってみると入眠が楽になると思いますよ。
起きている時は活動するために血管や筋肉に少し負荷を与え、体が緊張している時間を作った方が良いのですが、いつまでも起きている事は出来ません。
体を緩める時間を作るためには、脳に緊張を作らせない、脳を休ませる時間の使い方を考えてみてはいかがでしょうか?
それではまた。
平安な一週間をお過ごしください。