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肝臓の活力アップで体も元気に!

2016.07.07

肝臓は肝心かなめの「肝」という字が付いているように、人間の体の中で大変重要な役割を担っています。

肝臓の主な働きを挙げると、栄養の代謝・合成・貯蓄、解毒、胆汁の生成・分泌、体温を作る(基礎代謝)━など実に多くの働きをしています。

 

① 冷え(体温をつくる)

血液は栄養と酸素の他に「熱」を体のすみずみに送る働きがあります。

体温を作る(体を温める)部位は、平常時は1位が筋肉、2位が肝臓、3位が胃腸です。

しかし、安静時では肝臓が最も熱生産量が多くなります。

肝臓が体温を作ることは意外と知られていませんが、食後に体がポカポカ感じるのは、食べ物の消化で胃腸や肝臓が活発に働いて熱を作り出しているためです。

肝臓は心臓から送り出される血液が大量に集まる臓器でもありますから、温められた血液は血管を通して全身に運ばれるのです。

ですから、肝臓が疲れてくると、熱産生の調節が悪くなり、冷えや肩こりなどのトラブルが生じやすくなります。

 

② だるい(栄養の代謝)

食べ物に含まれる栄養素は胃酸や膵液、胆汁などにより消化され、アミノ酸やブドウ糖などに分解され、腸から肝臓へ運ばれや臓器に運ばれます。

これを代謝と言います。

代謝の働きが悪いと、必要な栄養素が各細胞へ行き渡らなくなるので、各細胞の元気がなくなり、体全体がだるさを感じるようになります。

栄養素を効率よくエネルギーに変換するには、肝臓の元気を保つ必要があります。」

 

③ つかれ

身体の疲れは「乳酸」などの疲労物質(老廃物)がたまると感じるようになります。

「乳酸」の処理は8割が肝臓で行われます。

もし肝臓の働きが悪く、乳酸の処理が遅れれば、それだけ疲労の回復も遅れるのです。

また、肝臓はアルコールなど有害な物質を解毒する働きがあります。

お酒を飲み過ぎて翌日、疲労感が取れないという方も多いと思いますが、これはアルコールを処理するために肝臓がオーバーワークした影響です。

 

④ 病中・病後(たんぱく質の合成)

肝臓だけで合成される「アルブミン」は人間の栄養や健康状態を調べる重要な指標となります。

体内のアルブミン量が減少すると、「病気が治りにくい」「入院期間が長くなる」など、健康状態の悪化につながります。

またアルブミンは水分代謝の働きもあり、不足すると、むくみとなって現れます。

アルブミンは年齢とともに減少する傾向にあるので、お年寄りの場合は、十分な栄養と肝臓の健康維持がより大切となります。

 

⑤ 肝臓にはまだまだあるこんな働き

肝臓は、他にも様々な働きをしています。

油ものを食べると胃もたれや下痢をするのは胆汁の分泌が悪いかもしれません。

肝臓では、脂肪の消化吸収を助ける胆汁の生成も行っています。

 

⑥ アミノ酸とダイエット

アミノ酸には脂肪を燃焼させる働きがあるといわれています。

一般的に脂肪を燃焼させるにはジョギングや水泳などの有酸素運動を30分程度続けなければなりませんが、その時間を過ぎると、脂肪を中心に消費するようになります。

これがダイエットの第一ステップです。

「脂肪が燃焼する」という仕組みは、体脂肪が脂肪分解酵素(リパーゼ)によって脂肪酸に分解され、エネルギー源として血中に送り込まれるというものです。基礎代謝を上げると脂肪としてのエネルギー源の消費を早めるリパーゼが活発に働きます。

ダイエットによって体内のエネルギー源であるグリコーゲンを使い果たし、脂肪燃焼の段階に入っても、このリパーゼがうまく働いてくれないと、効率よく脂肪を燃焼させることができません。

このリパーゼはアミノ酸でできている酵素です。

アミノ酸は、肝臓の働きによって酵素になるためのたんぱく質に再合成されます。

ですから、アミノ酸をたくさん摂取しても肝臓が元気でないと、必要な酵素を十分得ることはできなのです。

ダイエットを成功させるためにも肝臓の元気に気をつけたいものです。

もちろん、運動も重要です。

 

アミノ酸と運動をセットで考えることが、エネルギーをより早く、より多く消費させ、ダイエットを成功させるポイントとなります。

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