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牛黄(ゴオウ)のはなし

2016.08.06

牛黄(ゴオウ)って何ですか?

牛黄(ゴオウ)とは牛の胆石のことです。

古来より中国漢方では「ジャコウ」と並び称される程の高貴薬です。

それは牛黄のとれる割合が牛1000頭に1頭とも、10000頭に1頭ともいわれる程希少だからです。

この牛黄が今大きく見直されています。

それは、その数々の素晴らしい効果が現代社会に生きる私たちにまさに理想的と言えるからなのです。

 

牛黄は昔から使われているのですか?

紀元前1~2世紀のあいだに体系化されたといわれる中国最古の薬物書「新農本草経( しんのうほんぞうきょう)」には、牛黄の数々の素晴らしい効能が記されています。

この書物には全部で365種の薬物が載っていますが、それを上薬・中薬・下薬の3つに分類してあります。

上薬とは不老長寿の薬、中薬とは病気の予防と体力増強の薬、下薬とは治療の薬です。

牛黄は人参や地黄(じおう)とともに上薬に分類されています。

日本でも、すでに7世紀にはその効果が知られ、朝廷を中心として不老長寿の名薬として用いられてきました。

しかし、その価格があまりにも高価だったため一般の人々はなかなか服むことができませんでした。

 

牛黄は何に効くのですか?

新農本草経には牛黄の効能として、

「卒倒して意識不明になったり、高熱やケイレンを起こしたり、あるいはそのために精神に異常をいたした者の治療。邪気や死人のたたりを逐い払う。」

などの場合に用いるとされています。

また梁の時代の陶弘景の著した「新農本草経集注」には、

「ほとんどの子供の病気、高熱を発する病気あるいは精神の乱れを治すとともに、長期間にわたって服用すれば全身の新陳代謝を活発にして、寿命をのばし、物忘れをしなくなる」

と記されています。

このことで牛黄はすでに5~6世紀には若さを保ち、さらにボケの予防ならびに治療をする薬として用いられていたことがわかります。

その後、牛黄は日本に伝えられて、ケイレン性の病気、高熱や痛みをともなう病気、子供のさまざまな病気、心臓病、肝臓病さらに神経性の疾患にも広く利用されてきました。

 

牛黄は転ばぬ先の知恵

老化は誰にも平等に訪れます。

しかし、健康にむかえられるかどうかは、人それぞれの努力です。

そのためには日頃からの健康づくりがとても大切です。

さて、その老化現象はまず血液の流れが悪くなることによっておこりますが、牛黄は血液をきれいにし、流れをスムーズにして、さまざまな病気の予防と回復に役立ちます。

この他、牛黄はひどい疲労、高熱、血圧異常、自律神経失調、肝疾患などに優れた効果を発揮しますが、さらに心筋梗塞や脳卒中・糖尿病といった成人病の予防とその後遺症の改善にも効果があります。

治療よりも予防を心がけて、みんなが健康な毎日をおくる━━━これ以上の幸せが他にあるでしょうか。

健康で長生き、その転ばぬ先の知恵が高貴薬、牛黄です。

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