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免疫機能の決め手は・・・小腸の働き

2022.02.20

先週は私が続けているスクワットの成果?をお見せしました(汗)

今週から再度アレルギー対策の話を進めていこうと思います。

ブログの中で再三、“摂り過ぎる必要の無い油を控え、腸の働きを元気にするよう”という話をしてきましたが、腸の働きを整える事がどうしてアレルギー対策になるのか説明していきたいと思います。

 

口から肛門までは一本のホース・管です。

私たちが食べた物は口で咀嚼する事が消化の始まり。よく噛んでいただく事が胃の負担を軽減します。

胃が食べた物をドロドロの粥状までこなしてくれると十二指腸に粥状になった物が送られますが、十二指腸が腸の始まりです。

十二指腸で胆汁や膵液によっていっそう細かく消化されて、小腸に送り込まれます。

小腸が食べた物を吸収してくれる臓器。

小腸は内腔表面に「絨毛(じゅうもう)」まさに毛織が一面に張り巡らされており、この絨毛から栄養素やミネラルが吸収され肝臓に送られ、血液が作られていっているのです。

いよいよここからが本番!

栄養素やミネラルを吸収してくれる絨毛の間に「パイエル板」というリンパ組織がいたる所に点在しています。パイエル板の外側にはM細胞という情報連絡細胞が存在し、食べた物や腸内細菌、ウィルス等を取り込んで、私たちの身体に有用な物か害を与える物かを判別し免疫細胞に教えてくれます。

情報が与えられた免疫細胞の働きは長くなりますので今回は割愛しますが、パイエル板に存在するM細胞の働きこそが免疫機能が正しく働いていくかの決め手となり、小腸に免疫細胞の約60~70%が存在すると言われています。

身体に必要のない老廃物は大腸に送られ排せつされる、口から肛門までの一本のホース・管の働きが常時滞らないようにしておく事が大切なのですが、小腸の働きに負担をかける食生活は身体に必要な栄養素やミネラルの吸収を妨げるだけでなく、免疫機能を整える事に対しても負担をかける事になります。

絨毛は細かい産毛の集まり。過度に必要の無い油や糖分を摂れば絨毛がベトつき、毛がねてしまう…

想像していただけますでしょうか?

絨毛がねてしまったら、絨毛と絨毛の間にあるパイエル板の機能は働いてくれるでしょうか?

皆さんでイメージいただけたら嬉しいです。

 

来週も小腸と大腸の機能の話を続けます。

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