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毛細血管の働きって聞いたことありますか?

2022.03.06

天気予報通り今週は暖かく穏やかな日々が続き、過ごしやすかったのですが、

ウクライナの問題もあり、平和な日常がどれだけ感謝すべきことなのか考えさせられる週でもありました。

緊張が解けて東欧に平安が戻ることを祈りたいと思います。

 

テジョンブログを続けていきますね。

先週は「身体は頭から手足の先、内臓一つ一つ全て、血液が酸素と栄養を送り届けてくれるから機能している」と話しました。血液は血管の中を流れています。

では、37兆あると言われる細胞に血管の中を流れている血液がどうやって酸素と栄養を届けているのでしょう?

店頭でご相談者にこの話を聞いてみると、「そう言えばどうやって・・?」とか「血管が細胞につながっているから」等々。

私たちの身体は不思議なことがいっぱいなのですが、酸素と栄養を含んだ血液は心臓から大動脈という太い血管からスタートし徐々に細い動脈、抹消の動脈へと続き、いよいよ37兆ある細胞の近くの毛細血管に届きます。

毛細血管は髪の毛よりも細い血管なのですが、この血管に肉眼では確認できない小さな穴が開いているのです。

血管が破れてしまったら出血です。

野菜を刻んでいたら、カッターナイフで紙を切っていたら、手を切ってしまった。転んで足や手を擦りむき出血した。何かにぶつかって青アザを作った。

これらは血管が破れ出血してしまった状態で、私たちが見る赤い血は赤血球。血液の「血」

 

赤血球の働きは酸素の運搬と二酸化炭素の回収です。

赤血球は毛細血管まで変形して入っていきますが、毛細血管の周りにある細胞に酸素と栄養を届けるのは赤血球と共に血管の中を流れている「液」です。

細胞に届く「液」とは薄黄色をした血漿と呼ばれる物。血漿は90%が水分ですが、残り10%に栄養成分としてタンパク質、糖質、脂肪、無機成分(ミネラル)が存在し、これらが酸素と共に細胞を元気にしてくれているのです。

赤血球は血管の中を流れる中で酸素と栄養を血漿に溶け込ましてくれますが、有形成分ですから毛細血管から出ることはできません。繰り返しますが赤血球が飛び出してしまえば出血です。

一方、血漿は液体成分なので毛細血管に肉眼では見ることができない小さな穴から染み出し、細胞に元気を送り届けてくれているのです。

 

ずいぶん面倒くさい話をしてきましたが、私たちの身体は抹消でいかに酸素と栄養が届いているかが元気の度合いとも言えます。

毛細血管から血漿がいつも滞りなく酸素と栄養を送り届ける働きを継続してくれることが肝心。

 

来週は体調不良が起こっている時の毛細血管の状態について説明させてください。

細かい話ですがもう少しお付き合いくださいね。

 

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