今週は穏やかな日々が続き過ごしやすかったですね。
ただ天気予報によると来週は夏日がやってくるとのこと。
暑さに対応する力も「肝」にありますから、「肝疲労」を起こさないためにも食事には気を配ってお過ごしください。
幾度か書いてきましたが、酸味の入った一品をこの時期は毎日食卓に準備いただいて丁度良いと思います。
もうしばらくするとジメジメ、ジトジト・・・梅雨となります。
梅雨を迎える前に「肝」を整えておけば、ジメジメ、ジトジトで低下しがちになる胃腸の働きも対応できるよう備えてくれるはずです。
さて先週の続きです。
「脳疲労」「肝疲労」はなぜ起こるのか?
いくつかの事が考えられますが、まず第一に知っていただきたいのは眠りの質が良いかです。
眠りの質をどう判断するかと言えば、目覚めた時に「あぁ~、良く寝た~!」と思う事ができるかどうか。頭がスッキリしていると感じるかどうかです。
現代人の多くは時間に追われ、絶えずストレスにさらされている生活を送っています。
それでも本来なら「疲れたから寝よう」で眠る事ができたら良いのですが、なかなか寝付けない(これは自律神経バランスの乱れでもあるのですが)。
そこで登場するのが入眠剤、睡眠導入剤です。
私が店頭でご相談を受け、お話を聞かせていただきますが、睡眠導入剤を服用されている方が多くいらっしゃる事に驚かされます。
皆さん、眠りたいと思っておられます。
けれども眠れない・・・仕方なく睡眠導入剤を使う、となっているのです。
ただ残念な話になるのですが、睡眠導入剤を使った眠りは真の休息を作ってくれません。
脳の専門医が睡眠導入剤を使って寝ている脳波を調べると、起きている時・覚醒時とほぼ同じ脳波であったと報告が上がっています。
つまり・・・睡眠導入剤を使った眠りでは「脳疲労」を取ることができていないのです。
眠りの質が上がってくると眠っている間に成長ホルモンの働きが活発になります。
成人後の成長ホルモンの働きは身体の修復。
いくつになっても成長ホルモンがしっかりと分泌される事によって身体の疲労は回復される、「脳疲労」も起こさないモードを作ってくれる。
睡眠導入剤の話ばかりになってしまいごめんなさい。
睡眠導入剤を使っておられる方でも深い眠り、成長ホルモンが働いてくれる眠りを準備する話をしたかったのですが、今日はここまでで。
来週こそは深い睡眠を作るための準備の話をしますね。