陽が落ちてもなかなか気温が下がらずモヤっとした日々が続きます。
日本の夏は湿度が高いのでどうしても身体がベタベタしますが、サッとお風呂に入って気分転換。睡眠をしっかりとって元気に過ごしていきましょう。
いつもお伝えする事ですが、身体のメンテナンスは眠っている時に行われます。
寝苦しい夜もあろうかと思いますが、こまめに水分補給も摂りながら空調機器も上手く使い、よく眠ってください。
ご年配の方こそよく寝ることが大切です。
よく眠っていただくことが一番の熱中症予防と考えてください。
私たちの身体は食べる事、出す事、動く事、寝る事が上手く行われている事が基本。
その上で日々の仕事や人間関係でストレスを溜めないようにしていただくと、失調が少ないです。
たっぷり睡眠をとり朝を迎え、食事をし気持ち良くトイレに行っていただき、適度な運動を加えていただく生活を心がけてください。
ところで私たちの身体は60%が水分という話をよく耳にすると思いますが、これは20代までの事。
20代の頃は身体の60%が水分、25%がタンパク質、残りの15%が脂肪です。
ところが年齢を重ねていくなかで60代、70代になると水分は55%となり、タンパク質は15%、脂肪は30%となります。
小さな子供や10代の学生でも熱中症は起こりますが、高年齢になるとなぜ熱中症を起こしやすくなるかと言えば、身体のタンパク質量が低下してくる事に要因があります。
水分の保持力は血液の力です。
タンパク質が減少してくると血液を作る力、37兆あると言われる細胞に酸素と栄養を送り込む力が低下してしまう事をご理解ください。
身体の中でタンパク質は低下するのに対し、悲しい事に増加するのは脂肪。
脂肪も大切な栄養素ですが、増やし過ぎる必要はありません。
身体は糖分を脂肪として蓄えますから、甘いお菓子、特にケーキや洋菓子の摂り過ぎには充分注意してくださいね。
ではまた来週。