日本各地から紅葉の便りも届き、いよいよ秋が深まりつつありますね。
先週も楽しく秋を過ごしていただくために低体温にならないよう食事に気を付け、運動も心がけましょうと話しましたが、皆さん元気にお過ごしでしょうか。
この秋も「鼻炎をどうにかしてください」とのご相談が結構多いです。
季節の変わり目、特に春と秋はアレルギー症状が出やすい時。
春と秋のアレルギー症状の引き金となるのは、春はスギから始まりヒノキ、イネの花粉、秋はブタクサ、ヨモギの花粉と言われています。
花粉に対しての過敏防御反応でアレルギーも起こると考えられていますが、今年の夏は猛暑で誰しも冷たい物を摂り過ぎた傾向にありました。
漢方理論では、秋の鼻炎や咳は夏に胃腸を酷使し、冷たい物を摂り過ぎた方に出やすいとの考えもあり、鼻や咳でお困りの方にとどまらず、どなたもそろそろ冷たい物から温かい物を摂るように心がけてください。
アレルギー症状を訴えられる方は外気の影響を受けやすい方に多く、急に冷え込みがキツくなることに伴って症状が出やすい。
秋は肺に負担がかかりやすい時でもあるので、肺に潤いが無くなると咳が出やすくなりますから、温かいお風呂に入っていただく事も大切ですね。
アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎は同じアレルギーグループ。
それぞれ症状が出ている時は身体の中で炎症反応が起こっている訳ですから、炎症を鎮めるためには極力摂り過ぎる必要の無い油が多く入った物は控えた方が良いですよ。
カップラーメンや菓子パン類、フライドポテトやスナック菓子は食べ過ぎると必ず炎症を起こしやすくなります。
本当に夜の冷え込みが強くなってきました。
油断しないようお過ごしくださいね。
ではまた来週。