今週は、冷え込みがきつくなりましたね。
ドラッグテジョンに風邪を引いたと駆け込んで来られる方が、随分多くなっています。
皆さんも気をつけて過ごして下さい。先週も書きましたように風邪の症状も色々ですが今年は
咳で苦しんでいる方が多いです。
9月にもブログの中で話しましたが、今年は過去に経験が無い程の暑さでした。
暑い時に冷たい飲み物が欲しくなることは当然なのですが、お腹を冷やし過ぎたために
知らず知らずのうちに胃腸が疲れ、肺に栄養を届ける力がそこなわれているために咳が出やすく
なってしまっているのかも知れません。
臓器には親子関係があるとの五行説という漢方理論があります。
肝・心・脾・肺・腎という五つの働きは、五角形となって繋がっており、それぞれ前後が親子関係に
あるというものです。咳が出るのは肺機能の弱りですが、肺の親は脾。子は腎となります。
脾とは胃腸の働きを主幹する力を意味します。今年は暑かったとはいえ脾に冷たい飲み物で
負担をかけ過ぎました。肺の親である脾が弱れば、子である肺まで栄養を届ける力が弱まります。
涼しくなった、いや涼しさを通り越して寒くなった季節に対応するだけの肺の力が足りてない方が
多く、咳で辛い思いをしていると考えられます。
これから増々寒くなっていきますが、寒くなって負担がかかる臓器は腎です。
もうすでにトイレが近くなって困るとか、眠りが浅いという方もおられるのではないでしょうか。
これらは腎の弱りが出てくると途端に起こってきます。
腎の親は肺。肺が弱っているままでは、子である腎をサポートすることが出来ません。
今からでも遅くないので、肺を元気にするよう、脾の働きを高められるよう備えて行きましょう。
肺のこと腎のことを考えて、ピッタリの食事はお鍋。鍋料理に山芋をすってかけ食べると最高です。
お腹を冷やさないように心がけて過ごして行きましょうね。
ではまた来週。