先週、花粉症の症状を訴える方が来店いただいてますと話しましたが、ニュースを見てビックリ!
今年は花粉の飛散が早いと各局で報道されていました。
キャスターやゲストコメンテーターの中にも、すでに症状が始まっているとの事。
やっぱり花粉が出ているのですね。
花粉症対策については、このブログの中でも何度か話してきましたが、今日は花粉によって
倦怠感が出るタイプの方に是非、読んでいただきたい話をします。
最初に結論を話しますと、花粉によって「肝」の働きが鈍る方は倦怠感を強く感じる傾向にあります。
中医学では「肝」が嫌うものは「風」と教えています。
「風」 風が運んでくるものは「肝」に負担をかける、肝は嫌うというのです。
風は東西南北どこからでも吹いてくるのですが、昨年末から現在も猛威を振るっている
インフルエンザやコロナウィルスも風にのって広がるとも解釈できますし、2月~5月にかけて
偏西風にのって飛んでくる「黄砂」や、すでに飛散しているという「花粉」も風にのって運ばれて
きます。これら風にのって飛んでくるもの、運ばれてくるものが「肝」の働きに負担をかけるのです。
「肝」の働きは、私たちの身体に必要な血を造り、身体に必要のないものを解毒する働きを司って
います。また身体が失調を起こさないよう、自律神経バランスを整える働きも「肝」が担っています。
花粉が飛散する時期に倦怠感を覚える方は、「肝」がのびのびと働く力を花粉がストレスとなり
奪われてしまい、モヤモヤした日々が続いてしまうのです。
どなたにも言えることですが、特に花粉の季節になると倦怠感を覚える方は、温かいス-プで
栄養を摂るようにしましょう。野菜スープがお好きな方は、トマトをたっぷり使ってください。
ネギとタマネギでの卵スープに鶏肉のささみを入れ、韓国料理参鶏湯風にしていただけたら最高です。
お腹を温めて、元気な血を造る力を維持して行きましょうね。
ではまた来週。