新しい年が始まりました。本年もよろしくお願いいたします。
ジワジワどころか急激に感染が広がっているオミクロン株。
重症者を作らず落ち着いてくれたら良いのですが。
2022年夏ごろにはマスクが外せる日々を迎える事ができたらと願います。
昨年末は「身体の潤い」についての話を重ねましたが、今日からは身体に炎症を作らせない食養生を中心に話を続けていきたいと思います。
「身体に炎症」と書きますと皆さんはどんな事をイメージされるでしょうか?
炎症・・・火傷? どこかケガをした? ひょっとしたらアレルギー?
いかがでしょうか。何となくこんなイメージを持たれる方が多いのではと思います。
ところが近年、私たちの身近にある花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎。加齢とともに増えていく傾向にある動脈硬化、高脂血症、高血圧症、糖尿病。あまり聞き覚えの無い自己免疫疾患。そして認知症やうつ病まで、こうした病名が付けられる方の身体は慢性的な炎症が原因であるとの研究報告が著名な先生方からなされるようになってきました。
「慢性炎症」・・・いつも身体の中に炎症がある。なんか嫌な・・感じですよね。
では、なぜ慢性炎症を引き起こすような身体となってしまったのか・・・
それは生活習慣に大きな原因があり、食生活を見直し、適度な運動と心の取り持ちを整える事が慢性炎症を沈めていくカギであると慢性炎症を研究されている先生方もおっしゃっておられます。
今月からは身近な所・・春先の花粉症を克服する手立て・・から話していきたいと思います。
「花粉症を克服する? 私がいつから花粉症か知ってるの? もう20年来の花粉症だよ」
店頭で実際におっしゃられた男性の言葉です。
結論からまず書きますと、克服できます。
ただ多くの方は花粉症は春先だけの煩わしさで済むため、一時しのぎの「薬」で花粉の時期が過ぎさるのを待ちシーズンが過ぎたら忘れてしまう方がほとんど。
起こす必要の無い花粉症をなぜ起こしているのかを考えようとしてくださる方は少数です。
花粉症を克服するという事は慢性炎症を起こし始めている身体を修正できたという事なのに・・・
これらの事を皆さんも理解いただけると、花粉症でない方もきっと気をつけなくちゃと思っていただけるはずです。
では続きは来週金曜日に。