皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか。
さっそく先週からの続きを始めます。
私たちの体が失調なく働いてくれるためには、酸素と栄養が日々とどこおりなく供給されることが大切でした。
先週は栄養の話でしたね。
本日は、酸素をしっかり摂り入れる肺の働きを担保するには自律神経が関係していることをお話したいと思います。
秋が深まっていくと同時に気圧は徐々に高まっていきます。
現在は夏の低気圧から冬の高気圧に向かう中間点にあります。
自律神経を失調しやすいタイプの方はこの季節が苦手の方が多いです。
気温も夏は高く暑い日々が続いてたわけですが、秋は徐々に気温が下がり朝晩は冷え込んできました。
気温と気圧の変化を脳が敏感に感じ違和感を覚え、体調を崩す場合もあるのです。
もしそのような傾向にある方がおられましたら、まず自身に気温と気圧の変化が体に負担をかけているんだと脳に言い聞かせてください。
雨が降る前が苦手という方がおられます。
そういう方もほとんどの場合、温度と気圧の変化によって脳が過去の記憶(怪我をしたとか、怪我をした後雨が降ると患部がうずいたとか、なんとなく気が重くなった事があった等)を思い起こし、また同じような気分になるのでは?という脳のスイッチが入る事が原因なのです。
ではこの季節、肺を元気に酸素をしっかり摂りこむための呼吸法は、
まず遠くに息を吐くことから始めましょう。
自律神経に問題がない方も同じです。
ゆっくり吐いてください。
しっかり遠くに届くようにという気持ちで細く長くゆっくり吐いてから、小さく息を吸う。
こうした深呼吸をなさってみてください。
10秒口から吐いて、鼻から5秒間息を吸う。
これを1分間続けてみてください。
この事で肺が元気に酸素を血液に摂りこむ力が上がります。自律神経バランスも良くなるんですよ。
お亡くなりになりましたが、立川談志師匠が以前トークショーでおっしゃっておられました。
「近頃、社会のルールが分かってないやつが多すぎる。デパートでも映画館でも地下鉄でも出入口と書いてあるんだよ。出る方が先。入るのは後なんだ。」
これは体も同じです。
まず息を吐く。二酸化炭素を外に出しましょう。
それから少しだけ酸素を摂り入れるという気持ちで息を入れると・・・肺はより元気に働いてくれます。
息が吐けない方・・儚い(はかない)人生・・・らしいです。
お後がよろしいようで。