皆さんこんにちは。
先回は体を修復してくれるホルモンの話を次回にしますね、で終わったのですが、「体を修復してくれるホルモンを作るためにはまず睡眠ホルモンを作る話からしてあげてくださいよ」ってスタッフさんから言われまして・・・
今回はまず、グッスリと眠っていただくために体に備えられなくてはならない睡眠ホルモンの作られ方について触れたいと思います。
実は睡眠ホルモンを作るためには、その前にもう一段階、準備が必要なのです。
睡眠ホルモンを作り出す前段階。
それは・・・脳内セロトニンが作られることから始まります。
脳内セロトニンは神経の伝達物質で、脳内セロトニンの働きが整っていると、私たちは穏やかな気持ち、平常心をキープでき呼吸も整い、はつらつと歩行もできるという日々を送ることができます。
そして・・その結果、睡眠ホルモンも作ることができるのです。
体の感情をコントロールする脳内セロトニンをしっかり作ること、増やすことがとても大切です。
脳内セロトニンはトリプトファンという必須アミノ酸から作られます。
ちょっとこの頃寝付きが悪い、という方はトリプトファンをたくさん含んでいる食品、お豆腐や納豆などの大豆製品、お魚でしたらカツオ、ナッツ類やバナナ、そして卵にもトリプトファンが多く含まれていますから積極的に食べるよう心がけていただけると良いですね。
こうした食べ物をしっかり食べ、朝の太陽の光を十分に浴びることや、30分くらい意識を集中して筋肉を使い歩行していただくことも脳内セロトニンを増やし、セロトニン神経系の流れが良くなる力となります。
脳内セロトニンが増え、流れが良くなると、夕方4時くらいからメラトニンというホルモンが動き始めます。
このメラトニンが睡眠ホルモン。
メラトニンを作るためには脳内セロトニンを作り、増やし、流す。
このリズムが整ってくると何も使わなくとも自然に眠る力が養われます。
何回か前に「眠りの質を変える健康食品」のお話を書きましたが、この健康食品は脳内セロトニンの流れを良くし、睡眠ホルモンであるメラトニンの産生を手伝ってくれる物。
健康食品を使わずともご自身で今日書きました流れを意識して過ごしていただければ、眠りの質が変わってくる可能性は多いにあります。
次回こそ、眠りの質が変わった時に何が起こっているかをお話しますね。