先週お伝えしました、お伊勢さんにての研修会は無事に終える事ができました。
懇親会では飲みすぎる事もなく翌日も元気に過ごす事ができ良かった、良かった。
ホッとしている所です。
研修会で話した内容を振り返りますが、来週の20日木曜日から秋の土用が始まります。
土用こそが季節の変わり目。
立冬(今年は11月7日)から18日前が秋土用入りとされるとの事。
なぜ18日前からか私は詳しく分からないのですが、秋から冬に向かう時の胃腸のケアを考えようとする時間である事は間違いないと思います。
漢方理論ですが秋は五臓の色体で見ますと「白」
そして負担がかかりやすい臓器として「肺」、そして「肺」が嫌う事は「燥」
色と臓器「肺」の関係は、肺が弱った方の顔色は白くなる、また肺が乾燥し潤いが無くなってくると咳が出たり、現在でしたらコロナウィルスに罹患しやすくなる、ウィルスを排除しにくくなるとも言われます(インフルエンザも同じですね)。
では肺を乾燥させないよう気を付ける食べ物と言えば、ここでまた色が出るのですが、白い食材をしっかり摂りましょうと考えます。
白い食材。
ネギ、ニンニク、生姜、大根、レンコンそして梨。
こうした食材を秋にはたっぷりいただきましょうと教えられてきたのです。
ところが秋土用に入ったら、肺と位置関係で反対にある「肝」が喜ぶ食材、色で見れば青、青い食材を補う事もプラスしてくださいと言うのです。
私は初めてこの考えを聞いた時「なるほどなぁ」と思いました。
この理論で青と白は対の関係。
青は若さの象徴であり、白は老化です。
身体が渇いて真っ白になった時がお迎えの時かもしれません。
また青が示す臓器「肝」は血を蓄える臓器。
顔が青くなっている方は血が足りない方か、青に黒がかかった顔色の方は肝が疲れ汚れている、腎にも負担がかかってきているのかもしれません。
では青白い顔色の方は・・・血が足りなくて潤いも減っているかも。
ちょっと話が脱線しましたが、秋土用の時期にイワシやサバ等の青魚、青いお野菜、キャベツやシソ、春菊等も食べていただくようお勧めいたします。
青い食材が血液を元気にし、寒い冬を迎える体調のサポートをし準備が整うはずです。
この事も気にしていただきながら秋土用をお過ごしくださいね。
ではまた来週。