深まる秋を楽しんでいただけてますか。
「そんな楽しむどころじゃないよ! 鼻がグズって仕方がない!」
今年は例年に比べ、秋に鼻炎をどうにかしてくださいと言われる方が多いです。
季節の変わり目、特に春と秋はアレルギー症状が出やすい時です。
なぜ春と秋にアレルギー症状が出やすいかと言えば、春はスギから始まりヒノキ、イネの花粉。秋はブタクサ、ヨモギの花粉に対しての過敏反応が考えられます。
ただ例年、今年ほど秋の鼻炎を訴えられる方はおられないので少し不思議に思っています。
秋は同じアレルギーでも喘息を訴えられる方が多いのです。
アレルギー症状を訴えられる方は外気の影響を受ける方が多く、急に冷え込みがキツくなることに伴って症状が出やすい。秋は肺に負担がかかりやすい時でもあるので、咳が止まらないとの訴えが多いのが例年なのですが、今年は鼻のご相談者が本当に多いこと!
いつも話すことですが、アレルギー症状を引き起こす方が一番気を付けないといけないのは、食べ過ぎる必要の無い油、リノール酸(オメガ6)を中心とした植物油が沢山入っている食事に偏っていないかを考える必要があります。
アレルギー性鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎は同じアレルギーグループ。
それぞれの症状が出ている時は身体の中で炎症反応が起こっている訳ですから、反応を鎮めるためにはリノール酸(オメガ6)に拮抗させるためにEPA(オメガ3)製剤をしっかり服用いただくことが症状の軽減・緩和につながります。
実際、激しい症状が出ている方に飲みやすいEPA製剤を連続して服用いただいたらピタリと症状が止まりました。
そして今年、鼻の症状を訴えられる方は、夏から冷たい飲み物を、秋が深まったこの季節でも続けておられる方が多いように感じます。
やっぱりお腹は冷やさず温めておくことが肝心ですね。
季節の変わり目は胃腸の働きが旺盛になります。
そうした時に食欲が旺盛だからと食べ過ぎることなく、特に冷たいアルコールをガブガブ飲みながら油物やジャンクフード、スナック菓子等を摂り過ぎないことを注意してくださいね。
ではまた来週。