ゴールデンウイーク明けからますます暑さが増していますね。
でももうしばらくすると厄介な梅雨の季節。
ジトジト、ジメジメが始まる梅雨を考えるだけでストレスとなる方もあるのではないでしょうか。
ジトジト、ジメジメが始まると「脳」はサッパリしたい欲求にかられ、冷たい物が欲しくなりますが、冷たい物を摂り過ぎると「脳疲労」「肝疲労」を起こしやすくなりますよと昨年もお話しました。
西洋医学で「心」と言えば心臓の働きを指しますが、「心」を訓読みした「こころ」はどこかと言えば「脳」。
漢方理論では「心」は臓器としての心臓だけでなく、脳の働きについても考えます。
ジトジト、ジメジメが始まる梅雨が「脳疲労」を起こしやすくするなら、「脳疲労」を起こさないよう氣の巡りを良くしてくれる食事を心がけてみましょう。
氣の巡りを良くしてくれる、「心」の働きを整えてくれる食事の味は「苦味」です。
暑くなると心臓にも負担がかかってきますが、苦味は心臓の働きも整えてくれます。
代表はニガウリ。
ゴーヤと言った方が分かりやすいでしょうか。
ゴーヤチャンプルは沖縄料理として有名ですがどなたもご存知と思います。
苦味には清熱作用もあるので元々沖縄で頻繁に食されたのではないでしょうか。
暑い季節に清熱作用のある苦味には精神を安定させる働きもあります。
暑さにストレスを感じる方もおられるでしょうが、梅雨のジメジメ、ジトジトにストレスを強く覚える方もおられるでしょう。
こんな時に苦味のある野菜を使った食事を準備し召し上がってください。
以前レバニラ炒めをお勧めしましたが、この季節にレバニラで造血しゴーヤのお浸しや酢の物で清熱を促し、気持ちを整えていただければ暑い夏を迎える体調の準備が整います。
こうした食事を心がけガロールや植物発酵飲料を上手く使っていただいたら夏を迎える準備万端!
きっと暑い夏を乗り越えやすくなる体力が養われますよ。
次回はジトジト、ジメジメ解消のツボの話を。
ではまた来週。